研究・活動


研究や活動に関して紹介いたします

研究

現在は若手教師、特に初任教師の成長を支援する研究に特に取り組んでいます。これまで取り組んできた研究や現在進行中の研究について紹介します。

◆脇本が主として行なっている研究

 ○初任教師メンタリング支援システムFRICA

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小学校の初任教師のメンタリングを支援するシステムを開発しました。メンタリングとは、経験を積んだ専門家(学校内でいえば、ベテラン教師や先輩教師)が新参の専門家(初任教師や若手教師)の自立を見守り,援助することを意味しています。このシステムは、初任教師と先輩教師が授業のメンタリング(初任教師が行う授業の振り返り)を行った際に、教室場面における具体的な子どもの学習過程や学習経験に関して、先輩教師の視点を引き出すことにより振り返りができるよう支援を行っています。具体的には、熟達教師が初任教師の授業の観察を行う際に、システムを使用して子どもの様子などを撮影し、その映像をもとに初任教師と熟達教師が授業の振り返りを行ないます。


○初任教師の悩みを引き出すメンタリング支援システムListena
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上記FRICAと同じく小学校の初任教師のメンタリングを支援するシステムを開発しました。FRICAが授業を観察する先輩教師の視点を引き出すシステムであるのに対し、Listenaは初任教師の悩みを引き出し、その悩みをもとにした授業の振り返りを支援します。先輩教師と初任教師が授業の悩みを共有し、共に解決に取り組むことを支援しています。


○FRICA・Listenaを活用したメンタリングの実践

上記FRICA・Listenaをどのように組み合わせることで初任教師の支援を効果的に行うことができるのか現場の先生と共同してその利用方法を模索しています。組み合わせて活用する、また、両者の機能を合わせるなど様々な方法を検討しています。

○メンタリングの対話分析(授業の観察と振り返り)

初任教師と先輩教師が授業に関するメンタリングをどのようにおこなっているのか定期的に観察しています。授業に関するメンタリングがどのような形で行われ、初任教師がどのように成長していくのか分析をしています。

○メンタリングインタビュー調査

初任教師が先輩教師からどのようなメンタリングを受けているのかインタビュー調査を行なっています。

○メンターを対象にした教材の開発(シリアスゲーム)

メンターがメンタリングについて自学自習が行えるよう教材の開発を行なっています。2012年度中にプロトタイプを作成予定です。

○特別支援教育支援員と教師のワークショップ

NPO法人Collable(コラブル) 代表理事山田小百合さんとの共同研究です。特別支援教育支援員と教師の相互理解を促すワークショップの開発を行っています。2014年年度秋から冬にかけての実施を予定しています。

○タブレット端末を活用した教師のセルフリフレクションに関する研究

東北大学堀田龍也先生との共同研究です。タブレット端末を用いることでどのように教師のセルフリフレクションを効果的に行うことができるのか探究しています。これまで11名の先生にご協力いただき、タブレット端末を活用したセルフリフレクションの調査を行ってきました。2015年度は調査結果にもとづきセルフリフレクションツールの設計、開発に取り組んでいきます。


◆脇本が参加している共同研究

○初任教師のメンタリング調査

横浜市教育委員会、東京大学中原先生、町支さん、讃井さんによる共同研究です。初任教師の熟達に関する校内環境の社会調査を行なっています。初任教師から10年目教師までを対象に質問紙調査を行ったり、現場での若手教師支援の取り組みの観察、インタビューを行うことにより初任教師の熟達を促す環境を明らかにします。

○職場に関する調査

東京大学中原研究室での共同研究です。企業における上司の部下に対する支援について量的調査を行なっています。どのような上司の支援が部下の能力を高めるのか明らかにします。

○ワークショップの分析

青山学院大学苅宿先生、小林さん、菊地さん、大木さんとの共同研究です。共同性をもとにワークショップの分析を行なっています。主に子どもを対象にしたワークショップを観察し、量的・質的分析を行なっています。また、ワークショップ実践家を対象にインタビュー調査などにも取り組んでいます。

○ロボット研究

東京大学三宅なほみ先生、中京大学白水始先生、静岡大学大島純先生、専修大学望月俊男先生、北九州市立大学見舘先生、東京大学中原先生、舘野さん、カウンセラーの宮田さんとの共同研究。「よい聞き手」としてのロボットの可能性に関する研究を行なっています。

えでゅーすぼーど:人形劇によるタンジブル授業シミュレーションシステム

スクリーンショット 2012-12-04 17.12.13.png専修大学望月俊男先生、神戸大学佐々木先生、平山さんとの共同研究です。教育実習生児童・生徒の多様な態度や考えを踏まえた授業シミュレーションを行えるようにするため机上授業を発展させた協調的な参加型授業シミュレーション支援システムを開発しています.


学術共同体ネットワークにおける参加者の変容の研究

東京経済大学北村智先生、大阪大学松川秀哉先生との共同研究です。ネットワーク分析を用いることで、共同体における学習社の位置の変化と役割獲得に関する分析を行いました。

○校内授業研究における外部講師(教師教育者)の関わりに関する研究

帝京大学教職大学院中田正弘先生、青山学院大学坂田哲人先生、東京大学町支さんとの共同研究です。学習する学校をバックグラウンドに、校内授業研究に外部講師が参加することはどのような効果があるのか、外部講師はどのような関わりをすべきなのか研究しています。分析の範囲は校内授業研究を超えて、日頃から教師が学び合える環境を構築して行くにはどうすべきか明らかにしようと試みています

活動
◆ワークショップ

○妖怪ワークショップ

福岡アジア近代美術館で「21世紀の妖怪をつくろう」ワークショップを学際情報学府院生山田寛邦さんと大橋正司さんでおこないました。詳細は下記でご覧になれます。

http://www.kodomo-abc.org/fushiginomori/event.html

教師・教職希望者を対象にしたワークショップ

教師や教職希望者を対象にしたワークショップを実施しています。これまで行なってきたことは、教育実習生を対象にした ワークショップで、教育実習に参加する前に、なりたい教師像について参加者で考えました。今後は、教師の学習感に関するワークショップを開催予定です

スクリーンショット 2012-12-04 14.33.48.pngスクリーンショット 2012-12-04 14.34.02.png


◆教育活動

○iii online

 東京大学学際情報学府の講義をインターネットで配信しています。
 私は主に撮影、アップロードを担当していました。下記で公開された授業を視聴することができます。

○特別支援教育支援員

東京都内の小学校で特別支援教育支援員を行っています。

○非常勤講師

業績のページ記載しました

◆イベント・場作り


○PartyStream

スクリーンショット 2012-12-04 14.13.03.pngPARTYstream は、新たな学習機会を創造し、社会に提案する実践家の任意団体です。詳しくは下記を御覧ください
http://partystream.jp/







○Learning Bar スタッフ

指導教員である中原淳先生の主催するイベントです。主にテクニカルスタッフとして参加しています




◆講演
・研修など



京学芸大学教職大学院 FD研修「メンタリングによる教師の成長 ーリフレクティブな学習環境を構築するー」

東京学芸大学教職大学院FD研修において、「メンタリングによる教師の成長 ーリフレクティブな学習環境を構築するー」というタイトルで講演を行いました。メンタリング研究の潮流、現在の教師のメンタリングがどのように実践されているのか、ディスカッションを交えながら紹介を行いました。教職大学院をより深い学びの場とするために、メンタリングの知見に関して話題提供を行いました。

横浜市10年次研修

横浜市10年次研修を東京大学中原淳先生と東京大学大学院教育学研究科の町支大祐さんとで行いました。横浜市の公立学校を対象に行った調査データをお返し、10年次教員の方々が、今後の「学校づくり・人づくり」に御協力していただくきっかけをつくることをめざした研修です。いわゆるサーベイフィードバックという形を取っています。レゴなどを用いたエクササイズを取り入れ、リフレクションを行ってもらいました。

     

New Education Expo 2014 "どうする!若手教員の育成 メンターチームによる教師力向上"

横浜市教育委員会事務局北部学校教育事務所指導主事室室長前田崇司先生と東京大学大学院教育学研究科の町支大祐さんと横浜市で行われている若手支援組織「メンターチーム」をテーマに、若手教師の育成に関する講演を行いました。

      


AI(Appreciative Inquiry)を用いたワークショップ

国立教育政策研究所の千々布先生が主催されている指導主事研修会で、学校の組織開発(OD)の実践研究の報告と、AI(Appreciative Inquiry)を用いたワークショップの実践を東京大学大学院教育学研究科の山田さんが行いました。私もワークショップの設計などに関わりました。

     


○ポジティブな組織開発に関する講演+ワークショップ

東京大学大学院山田寛邦君とポジティブな組織開発に関する講演+ワークショップを実施しました。各自の組織や集団でポジティブな手法を使うキーパーソンになるための、基礎的な方法・考え方をお伝えしました。

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○情報教育学習会:「初任教師の授業の悩みを引き出すメンタリング支援システム」

開発したメンタリング支援システムFRICA,Listenaの紹介を、名古屋市の小学校の先生方(対象:教務主任,並びに若手育成に携わっている,教員研修に携わっている先生方)に行いました。

  

ブログ

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